天理教の教えに基づき、多様な福祉サービスがその利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう誠心誠意、配慮することにより、利用者が、個人の尊厳を保持すつつ、心身ともに健やかに育成され、又は自立し た生活を地域社会において営むことができるよう支援することを目的として、次の社会福祉事業を行う。
(1)第一種社会福祉事業
(イ)児童養護施設の経営
(2)第二種社会福祉事業
(イ)児童家庭支援センターの経営
(ロ)子育て短期支援事業の経営
(ハ)障害福祉サービス事業の経営
(ニ)保育所の経営
(ホ)一時預かり事業の経営
(ヘ)障害児通所支援事業の経営
(ト)小規模住居型児童養育事業の経営
(チ)里親支援センターの経営
天理養徳院は明治43(1910)年4月1日、家庭的に恵まれない子供たちを受 け入れ、親に代わって立派に育て上げることを目的に、天理教養徳院として開設されました。開設にあたり天理教の統理者である中山眞之亮初代真柱は、「人の子も我子もおなしこゝろもて おふしたてゝよ この道の人」と歌に詠み天理養徳院の使命と子供の育成に携わる者の心構えを示され、時代の経過と共に名称は天理教養徳院から天理養徳院に、運営の主体も天理教婦人会から天理教教会本部へ、また社会福祉法人へと幾多の変遷を重ねながらも、初代真柱の精神を基本理念として運営がなされてまいりました。
その間、子供を取り巻く社会環境の変化に伴い、平成6(1994)年に「養護施設分園型自活訓練事業」、翌年に「子育て支援短期利用事業」、「在宅心身障害ショートステイ事業」を開始し、平成12(2000)年には地域の児童相談、保護を要する子供・保護者の指導を行う「児童家庭支援センターてんり」を設置。また、平成15(2003)年には知的障害児支援に向け「指定居宅支援事業所なごみ」を開設するなど、地域の幅広いニーズに対応してきたことによる行政からの要請とも相まって、平成17(2005)年に「社会福祉法人天理」として認可されました。
その後、平成20(2008)年4月に「天理教三重互助園」、同年11月には「めばえ横浜保育園」が当法人の所管する施設となり、現在に至っております。
今後ますます複雑化するであろう地域の児童福祉への対応充実に向けて、職員の更なる専門知識の研鑽と信条教育の徹底を図り、社会の子育て支援に貢献していきたいと考えております。